Rooh&NeneFarm の
ぶどう栽培
私たちのぶどう栽培の経験は2023年からです。
他の作物と同様に、ご縁をいただきぶどう園を引き継ぎ、管理をさせていただくようになりました。
ぶどうの品種は「加西ゴールデンベリーA」です。
この品種は約70年もの歴史があります。とても古い昔ながらのぶどうです。
最近では、「シャインマスカット」や「ルビーロマン」などの高級ぶどうが主流なってきています。
しかしながら、私たちのブドウは、3時のおやつにに食べれるような、毎日夕食の後に出てくるようなそんなデイリーなブドウを作ることをめざしています。
今年は市場に出荷させていただいたり、神出町で直売店をしました。お客様には「やっぱりブドウはベリーAよね」とか、若い世代の人には「初めてベリーAを食べました。すごい美味しいぶどうですね」などと、とても喜んでいただきました。
歴史のあるブドウ園を引き継いだのもご縁だと思います。
他の作物とは真逆になりますが、ぶどうに関しては、70年も歴史のあるゴールデンベリーAを次世代に引き継ぐために栽培していこうと考えています。
2023,12,21
2023年度ゴールデンベリーAの販売は終了しました。
2024年度は8月より販売させていただきます。
加西 ゴールデンベリーA
加西市では「ベリー」と「マスカットハンブルグ」とを掛け合わせた
「マスカットベリーA」を1955年(昭和30年)から栽培をはじめました。
その後、1961年(昭和36年)に「桑原田近代化パイロットファーム」が完成し、
それを皮切りに加西市では次々とブドウ団地が造成されました。
その後、紆余曲折がありましたが、生産者の努力によって、
1974年にジベレリン処理をした「マスカットベリーA」が誕生しました。
「ゴールデンベリーA」はジベレリン処理をして、種を無くし顆粒が大きくなったものです。
当時、広島や岡山のニューベリーAや香川のクイーンベリーAが有名でしたが、
加西のゴールデンベリーAは顆粒が大きくとても美味しいと評判になり
加西のぶどう団地は兵庫県内での一大生産地になりました。
さらに、雨よけポリ一部被覆、芽袋栽培、簡易ハウス栽培など、より美味しく、
品質の高いぶどうを生産するための独自の栽培方法が次々と考案され、
「ゴールデンベリーA」の栽培は広がっていきました。
このような生産者の努力が実を結んで、いつの間にか、
「加西市といえばぶどう、ぶどうといえばゴールデンベリーAと
言われるようになりました。
現在ではベリーAを使ったワインやジュースなどの加工品も増えました。
また高まるSDG’sの動きを考え、「ひょうご安心ブランド」をつくり、
化学肥料、化学農薬の使用を極力削減し、健康な土つくりを行っています。